復興と平和を願うアート@イサム・ノグチの橋
おはようございます、ピンク社長です。
【復興と平和を願うアート@イサム・ノグチの橋】
原爆ドームや広島平和記念資料館のある広島平和記念公園に行かれたら、
ぜひ1952年に完成した橋を訪れてください。
日本とアメリカを祖国にもつアーティスト、
故イサム・ノグチ(1904〜1988)が欄干をデザインしたものです。
当時は斬新なデザインが人々を驚かせたそうです。
イサム・ノグチは、彫刻家として知られていますが、
庭園、モニュメント、インテリアや舞台美術まで、幅広く手がけてきたアートの巨匠。
彼に橋の欄干のデザインを依頼したのは、東京都庁の設計をされた建築家の丹下健三。
1949年に広島市が原爆投下された街の復興のために公募した「平和記念都市計画コンペ」で
東京大学建築学科助教授丹下健三研究室の案が一等当選したことから、すでに広島の平和施設に
関わっていた丹下は親交のあったイサム・ノグチが日米共存の夢を託す仕事をしたいことを知り、
彼を橋の欄干のデザイナーに抜擢しました。
イサム・ノグチは1951年6月に広島を視察し、
焼け野原にバラックが建ち並ぶ街を歩き、作成しました。
彼が欄干をデザインした2つの橋は、平和資料館が面している平和大通りにあります。
アートに平和への願いを込めたイサム・ノグチの作品を是非ご覧ください。