宇佐神宮絵師が描かれた日本最大級の虎
皆様、こんにちは。
ピンク社長®︎こと多田多延子(ただたえこ)です。
関門海峡に面した北九州市小倉にある
小倉城には城日本最大級といわれる2つの虎の絵があります。
雄の「迎え虎」と雌の「送り虎」。
雌雄一対の虎の絵は、それぞれ高さ
4.7メートル・幅2.5メートルの大スケールです。
漆黒の背景に堂々と描かれた虎たち
射抜くような眼力の迫力は、来城者を圧倒します。
これら2つの虎の絵は、
小倉城が焼失した慶応2年(1866)寅年だったことにちなみ、
城の再建時に大分県の宇佐神宮の
お抱え絵師・佐藤高越が描いたものです。
幕末の戦乱で焼失した小倉城の再建にあたり、
平安の世が長く続いて欲しいという願いも込められているとか。
雄の「迎え虎」は、どの位置から見ても
虎が真正面に見えるという「八方睨みの虎」です。