命を支えてくれた人形劇との、時を越えたご縁
10歳の時、私は交通事故で脳内出血となり、生死の境をさまよいました。
苦しい時間の中で、幼い私の心に光を届けてくれたのが、NHK人形劇『プリンプリン物語』でした。
色鮮やかな人形たちが、笑い、歌い、勇気をもって前へ進んでいく姿に、私は何度も励まされました。
「私も、もう一度元気になりたい」
言葉にできないほどつらかったあの頃、人形たちは私に、生きる希望を与えてくれました。
そして今日、同じNHK人形劇の名作『新八犬伝』で世界的に知られる、二代目・辻村寿三郎さんにお目にかかることができました。

初代・辻村寿三郎さんの確かな技術と情熱を受け継ぎ、現在は、初代ゆかりの地である広島県三次市の工房「木綿兎(もめんと)」を拠点に活動されています。

音楽に合わせて人形を操りながら、ご自身も華やかに舞われる「人形舞」。
まるで人形に魂が宿り、命が吹き込まれていくような美しい姿に、胸がいっぱいになりました。

幼い日に私の命を支えてくれた人形劇。
それから長い年月を経て、同じ広島の地で、その伝統と魂を受け継ぐ方にお会いできたこと――。
人生には、過去の点と点が、時を越えて一本の線につながる瞬間があるのだと感じました。

あの時、人形たちからもらった希望があったからこそ、今の私があります。
そして今度は私が、太陽の光と平和への活動を通して、子どもたちに「生きる希望」を届けていきたい。
そんな自分の原点を、あらためて思い出させていただいた、忘れられない一日となりました。
二代目・辻村寿三郎さん、心震える素晴らしいひとときを、本当にありがとうございました✨
