「こども本の森 中之島」

皆様、こんにちは。
ピンク社長®︎こと多田多延子(ただたえこ)です。

「こども本の森 中之島」は、
世界的建築家安藤忠雄氏の呼びかけで創られた文化施設です。

こどもたちに多様な本を手にとってもらい、
無限の創造力や好奇心を育んでほしい。

自発的に本の中の言葉や感情、アイデアに触れ、
世界には自分と違う人や暮らしが在ることを知ってほしい。

そんな想いでつくられ、大阪市に寄贈されました。

子どもたちが文学をはじめとした良質で多様な
芸術文化の魅力を発見する「知の森」として位置づけられ、
主に乳幼児から中学生の利用を想定されて作られています。

IPS細胞などの研究を行い、ノーベル生理学・医学賞の
山中伸弥氏が幼少期に影響を受けた本のコーナーも設けられます。

私も原作した漫画「キセキのヒロシマ」を寄付させて頂きました。
たくさんの子ども達が施設のあちらこちらの場所で思い思いに
楽しみながら真剣に学んでいる姿が印象的でした。

現在は、感染症防止の為予約制となっています。

入り口には、安藤忠雄氏がデザインされたオブジェ
「青いりんご」があります。

高さ・幅・奥行きはいずれも2・5メートル。

安藤さんは、近代米国の詩人サミュエル・ウルマンが
70代で作った「青春の詩」からオブジェを着想されたそうです。

詩は「青春とは人生のある期間ではない。心のありようなのだ」
「希望ある限り若く 失望と共に老い朽ちる」などとつづられ、
安藤さんは「目指すは甘く実った赤リンゴではない。

未熟で酸っぱくとも明日への希望へ満ち溢れた
青りんごの精神」との言葉を寄せていらっしゃいます。

随所に子ども達への愛情にあふれる文化施設です。

関連記事