趣味は、世界中の美術館を巡る事です
おはようございます、ピンク社長です。
趣味は、世界中の美術館を巡る事です。
大好きな作家の作品に出逢えた時が至福の時間です。
めくるめく恋に落ちたように出会った作家が川瀬巴水です。
川瀬巴水は、旅情詩人と呼ばれた木版画家で、
海外では北斎・広重と並び称されています。
昭和7年旧国鉄は、日本への観光を
呼びかけるため、川瀬巴水の木版画を世界に発信しました。
外国人に大変喜ばれ多くの美術館やコレクターに収集され、
スティーブ・ジョブズ氏もその一人でした。
最後の浮世絵、新版画がもつ魅力は日本文化そのものです。
ゆっくり時間をかけて成熟した日本人の心がそこにあります。
相手の事を考え、思いやり、ものを大切にし、
ものづくりが好きで得意なのが日本人であり、日本の文化です。
日本を訪れた国賓の方々に日本政府から
川瀬巴水の絵がプレゼントされていました。
その二点の作品の原画・版下・版木などは全て東京国立博物館に収蔵されており、
現在も常設展で見ることが出来ます。
巴水を知り日本の伝統文化である木版画を知ることにより、
100年前の先人の教えを私たちの時代でなくしてはなりません。
是非一人でも多くの人に知って頂きたい日本人の一人が川瀬巴水であり、
その作品の背景・裏面・画家の思いなどを見、日本文化の泉ができることを切望しています。
代表作に『旅みやげ(第1集~第3集)』
『東京二十景』『日本風景画集(I~II)』シリーズなど。