江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎の 知られざる生涯

皆様、こんにちは。
ピンク社長®︎こと多田多延子(ただたえこ)です。

江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎の
知られざる生涯が映画化されました。

「富嶽三十六景」など生涯を通して
3万点以上の作品を描き残した天才浮世絵師です。

以前、長野県小布施市の岩松院の
天井に描かれた北斎作の「大鳳凰図」を拝見したとき、
バチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂の中にある
システィーナ礼拝堂のミケランジェロの天井画が
まっさきに脳裏に浮かびました。

この作品もミケランジェロ晩年の作品であり、
ミケランジェロの魂を伝承する作品です。

イタリアルネサンスの3大巨匠と言われ
レオナルド・ダ・ヴィンチ、ラファエロと
並ぶ天才芸術家のひとりミケランジェロと並ぶ
北斎の天井画は息をするのを忘れる程の感動的な作品でした。

絵具には孔雀石・鶏冠石の高価な鉱石が使われており、
160年以上の月日を経た今も色鮮やかな姿を留めています。

19世紀後半に日本の美術工芸品がヨーロッパを中心に広まり、
高い評価を受けたジャポニスムをけん引したのが
北斎の作品をはじめとする浮世絵といわれています。

浮世絵が初めて本格的に西洋で
お披露目されたのは1867年にパリで開かれたパリ万国博覧会です。

この頃から上流階級層が浮世絵を評価し、
収集し始めるようになったようで、
彼らに浮世絵を販売する商人も現れるようになりました。

はじめは梱包材扱いだった浮世絵が、
今度は美術品として大量に海外へ渡ることとなります。

こうして浮世絵は西洋で爆発的な広がりを見せ、
ジャポニスムの火付け役となりました。

西洋画壇においても「浮世絵愛好家」が
みられるようになり、絵画や版画にとどまらず西洋の芸術文化に影響を与え
モネやゴッホ、エミール・ガレ、音楽家のドビッシーにも影響を与えました。
北斎の一生を学べる映画です。

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