本日、第3回子ども世界平和サミットを開会します!
皆様、おはようございます。
本日、第3回「子ども世界平和サミット」を
開催させて頂けますことに感謝致します。
私たちピースピースプロジェクトの
「ピース」という言葉にはかけらという意味と、平和という意味があります。
1人ひとりの小さな愛のかけらが集まれば、大きな平和を創ることができるという
想いを込めて、平和を創る子ども達を育てる活動を続けております。
私は、広島出身・在住で祖父母を広島の原爆投下と戦争で亡くしました。
13歳の時、アメリカに滞在していた時に、
「あなたの出身はどこ?」と聞かれ、
「広島です」と答えると、一瞬にして暗い雰囲気になった経験や、
高校生の時に国内外の学生に平和記念公園をご案内するボランティア活動で、
「広島に来るとつらい原爆の歴史を思い出すから、もう来たくない」と言われた経験があります。
残念ながら、広島は今なお「被爆地ヒロシマ」のままなのだと
いうことを知り大きなショックを受けました。
実際の広島は、がれきの中から見事に復興を遂げた国際平和都市です。
ヒロシマの街の原爆の悲惨さだけを伝えるのではなく、
平和を願い続ける都市であると知って欲しいと願っていました。
そして私は、お目にかかる方に幸せになって頂きたいと願いを込めて、
毎日ピンクの洋服を着ています。
日本の平和学習において、
「原爆」「戦争」の歴史を学ぶ機会はたくさんありますが、平和を創る方法に
ついて学ぶ機会はほとんどありません。
戦争をしない方法を探すのではなく、子ども達が、主体的に明るい未来を想像したり、
将来の夢が叶う姿をイメージして、ワクワクしながら世界平和を創ってほしいと願い、
ピースピースプロジェクトを設立しました。
これまでに、のべ800名の皆様と共に、世界最大の折り鶴を製作しギネス記録を
達成したり、平和の祭典オリンピックの広島招致活動で60万人の署名を
提出するなど、皆が笑顔になれる平和活動を続けてまいりました。
2020年からは、オリンピックのように100年後も続く智慧の祭典を目指し
世界各国の子ども達が「平和を創るアイデア」を発表する
外務省後援「子ども世界平和サミット」を開催しております。
2025年の大阪・関西万博では、
世界100か国1億人の子ども達の参加を目指しています。
今までに、のべ25か国600件以上の平和を創るアイデアが寄せられ、
今日は8か国200件以上のアイデアの中から、
特に素晴らしいと選ばれたアイデアを、子ども代表11名に発表いただきます。
10代の皆さんが平和について考え、自らのアイデアを発表する事は、
世界平和実現の大きな希望です。
このサミットで発表されたアイデアが
世界平和実現の一歩となる事を願い、本日開催いたします。