古事記を巡る旅2020

皆様、こんにちは。
ピンク社長®︎こと多田多延子(ただたえこ)です。

設立72年となる歴史ある広島ペンクラブに所属して
会誌「ペンHiroshima」に年2回(2月、8月)作品を掲載頂いています。

今回の掲載は「古事記を巡る旅2020」
お時間があるときにお読み頂けたら嬉しいです。

✨✨✨
古事記との最初の出会いは、五歳の夏。
いつも就寝時に本を読んでくれていた母からのプレゼントだった。

「日本は、神様がお創りになった国なのよ」と
古事記の絵本を読みながら教えてくれた言葉が心に留った。

中学1年生の夏休みの米国行きの準備の為、
三歳から書道、華道、茶道、合気道、香道、邦楽と日本文化を学び始めた。

渡米の際に、母から「あなたは日本人として
日本の素晴らしさを伝えなさい」と送り出された。

渡米して、一番多く質問された事は
「どこから来たの?」。だった。

私は古事記を学んでいたお陰で日本のルーツを
海外の友人に自信をもって伝えることが出来た。

いつの日か古事記を訪ねる旅してみたいと思っていた。

世界同時にコロナウイルスのパンデミックとなり、海外渡航が禁止。

突然、私の古事記を巡る旅が始まった。

まず最初に訪問したのは、天孫降臨の地として
有名な宮崎県高千穂町にある高千穂神社だった。

瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)や木花開耶姫命
(このはなさくやひめ)をはじめとした高千穂皇神(たかちほすめがみ)と称される神様6柱及び、
十社大明神(じゅっしゃだいみょうじん)と呼ばれる10柱の神様など、
日本神話の中で重要な役割を果たした神々を祀る神社だ。

実際に訪問してみると、想像以上に壮大で感動した。

もっと早く訪れるべきだったと後悔の念と、
今、お詣り出来て本当に良かったと暫し、国内滞在令に感謝するほどだった。

七代の最後に登場する伊弉諾尊(イザナギノミコト)と伊弉冉尊(イザナミノミコト)の
男女二柱の神が最初に国生みをされた淡路島では、
至貴の聖地として最古の神社として創始された伊弉諾神宮(いざなぎ神宮)など
日本神話の素晴らしさに感動する訪問となった。

長野県の戸隠神社、熊本県の幣立神宮、奈良県の大神神社、春日大社、橿原神宮、
群馬県の赤城神社、三重県の椿大神社、鹿児島県の霧島東神社、高知の高知大神宮など
全国の神社をお詣りさせて頂き日本人としての使命を再確認する貴重な旅の始まりとなった。

学べば学ぶほど日本が大好きになる。

日本神話、古事記の奥深さに心酔した。

古事記の魅力を伝えたいとSNSに投稿したことがきっかけとなり、海外の友人から
「古事記を学ぶ旅を企画して欲しい」と依頼された。

瓢箪から駒。

嬉しい展開となった。

日本を学び、日本の魅力を伝える一翼を担えたら本当に嬉しい。

 

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