世界的彫刻家イサム・ノグチの遊具彫刻で遊べる場所があります
皆様、こんにちは。
ピンク社長®︎こと多田多延子(ただたえこ)です。
世界的な彫刻家イサム・ノグチは、
「世界中の人が仲良くなるために、彫刻を創ります」
と、平和と自然を愛し、子ども達のために遊具彫刻を残しました。
瀬戸内海の小豆島オリーブ園に
世界的彫刻家イサム・ノグチの遊具彫刻があります。
平和の象徴でもあるオリーブと遊具彫刻の
組み合わせが訪れた子どもたちに夢と新たな世界の広がりをもたらしています。
イサム・ノグチの作品はこれまでパリ・ユネスコ本部の
日本庭園やエルサレムのビリーローズ彫刻庭園、
大阪の日本万国博覧会などに残されています。
日常生活にアートを持ちこむ要素として遊具に着目し、
円環から空、太陽、月、宇宙との対話を楽しめる
遊具彫刻という分野をも生み出した方です。
広島平和公園の平和大橋もイサム・ノグチの作品です。
とても温かみを感じるデザインで子どもの頃から大好きな場所です。
日本の父、アメリカ人の母を持つイサム・ノグチは、
第二次世界大戦の勃発に伴い、
在米日系人の強制収容が行われた際には自ら
アリゾナ州の日系人強制収容所に志願拘留されました。
しかし、アメリカ人との混血ということで
アメリカ側のスパイとの噂が立ち、日本人社会から冷遇されたため、
自ら収容所からの出所を希望するも今度は日本人であるとして出所出来ません。
芸術家仲間フランク・ロイド・ライトらの
嘆願書によりやっと出所し、ニューヨークの
グリニッジ・ヴィレッジにアトリエを構えました。
広島平和記念公園のモニュメント(慰霊碑)に
ノグチのデザインが選ばれたが、原爆を投下した
アメリカの人間であるとの理由で選考から外れました。
しかしノグチのデザインの一部は、
平和公園にある丹下健三設計の「原爆慰霊碑」に生かされています。
また、戦災復興都市計画に伴い計画され、
平和公園の東西両端に位置する平和大橋・西平和大橋のデザインはノグチの手によるものです。
ノグチは1964年「ケネディ大統領墓所」のデザインを
設計したこともあるがこちらは日系であるとの理由で却下されました。
日本とアメリカの間で苦しみながらも、平和を願い作品を創りつづけた
イサム・ノグチの作品が大好きです。