オバマ大統領 歴史的な広島スピーチ 

みなさま、こんにちは。
ピンク社長こと多田多延子です。

2016年5月27日金曜日
オバマ大統領の広島スピーチの
歴史的な瞬間、
原爆投下により亡くなった祖母や
犠牲になられた先人たちも
笑顔で応援してくださっているかのような晴天でした。

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黒い雨の被爆地ヒロシマから
世界平和を希求するヒロシマとして
歴史的な第一歩を踏み出しました。

一昨年原作、自費出版致しました
漫画「キセキのヒロシマ」の中で、
訴え続けてきた「人や国を恨んでいない」との
被爆者女性の言葉も引用頂き、
恕(ゆる)す心に対しても敬意を示してくださった事にも
感激致しました。

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長い年月待ち続けた被爆者代表との真の和解、笑顔、ハグは何度見ても
感涙いたします。
オバマ大統領の誠意ある態度に真のリーダーの姿を拝しました。

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わたくしは、2009年世界最大の折り鶴で
ギネスチャレンジの日より
お目にかかる方がしあわせになられる事を願って、
又、被爆地ヒロシマが平和に満ち溢れた
Hiroshima is in the pink!になることを願い、
365日ピンクのお洋服を着続けてまいりました。

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オバマ大統領がご自分で折られ、ヒロシマへ贈られた
ピンクの折り鶴は、
「Hiroshima is in the pink!(広島は平和で幸せに満ちれている街)」

これからのヒロシマの使命へのメッセージの様でさらに感激致しました。

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ヒロシマへの訪問を「道徳心の目覚めの場所」と名付けられました。

核兵器のない世界を追求する勇気を持ち、
ヒロシマから世界平和を希求する活動を続けて参ります。

2016年5月28日、共同通信国際版にてご紹介頂きました。
http://english.kyodonews.jp/news/2016/05/413837.html

その他海外メディア掲載ページはこちら
毎日新聞海外版
http://mainichi.jp/english/articles/20160529/p2g/00m/0fe/033000c

Japan Bullet
http://www.japanbullet.com/features/women-s-resilience-takes-the-stage-in-manga-of-a-bomb-survivor-s-kin

オバマ大統領のスピーチの全文を転記いたします。
是非、あらためてご一読下さい。

「71年前の明るく晴れ渡った朝、空から死神が舞い降り、
世界は一変しました。
閃光と炎の壁がこの街を破壊し、人類が自らを破滅に導く手段を
手にしたことがはっきりと示されたのです。
なぜ私たちはここ、広島に来たのでしょうか?
私たちは、それほど遠くないある過去に恐ろしい力が
解き放たれたことに思いをはせるため、ここにやって来ました。

私たちは、10万人を超える日本の男性、女性、そして子供、
数多くの朝鮮の人々、12人のアメリカ人捕虜を含む死者を
悼むため、ここにやって来ました。
彼らの魂が、私たちに語りかけています。
彼らは、自分たちが一体何者なのか、そして自分たちがどうなった
のかを振り返るため、内省するように求めています。

広島だけが際立って戦争を象徴するものではありません。
遺物を見れば、暴力的な衝突は人類の歴史が始まった頃から
あったことがわかります。フリント(編注・岩石の一種)から刃を、
木から槍を作るようになった私たちの初期の祖先は、
それらの道具を狩りのためだけでなく、自分たち人類に対しても
使ったのです。
どの大陸でも、文明の歴史は戦争で満ちています。

戦争は食糧不足、あるいは富への渇望から引き起こされ、
民族主義者の熱狂や宗教的な熱意でやむなく起きてしまいます。
多くの帝国が勃興と衰退を繰り返しました。
多くの人間が隷属と解放を繰り返しました。
そして、それぞれの歴史の節目で、罪のない多くの人たちが、
数えきれないほどの犠牲者を生んだこと、そして時が経つに
連れて自分たちの名前が忘れ去られたことに苦しめられました。

広島と長崎で残酷な終焉へと行き着いた第二次世界大戦は、
最も裕福で、もっとも強大な国家たちの間で戦われました。
そうした国の文明は、世界に大都市と優れた芸術をもたらしました。
そうした国の頭脳たちは、正義、調和、真実に関する先進的な
思想を持っていました。
にもかかわらず、支配欲あるいは征服欲といった衝動と同じ
衝動から、戦争が生まれたのです。
そのような衝動が、極めて単純な部族間同士の衝突を引き
起こし、新たな能力によって増幅され、新たな制限のない
お決まりのパターンを生んでしまったのです。

数年の間に、およそ6000万人もの人たちが亡くなりました。
男性、女性、子供、私たちと何ら違いのない人たちがです。
射殺され、撲殺され、行進させられて殺され、爆撃で殺され、
獄中で殺され、餓死させられ、毒ガスで殺されました。
世界中に、この戦争を記録する場所が数多\
くあります。

それは勇気や勇敢な行動を綴った記念碑、言葉では言い
表せないような卑劣な行為の名残でもある墓地や空っぽの
収容所といったものです。
しかし、この空に立ち上ったキノコ雲の映像を見た時、
私たちは人間の中核に矛盾があることを非常にくっきりとした
形で思い起こすのです。
私たちの思考、想像力、言語、道具を作る能力、そして人間の
本質と切り離して自分たちを定めたり、自分たちの意志に
応じてそうした本質を曲げたりする能力といったものを私たちが
人類として際立たせること――
まさにそうしたことも類を見ない破滅を
もたらすような能力を私たちに与えられることによって、
どれだけ悲劇をもたらす誘発剤となってしまうか。
物質的な進歩、あるいは社会的な革新によって、
どれだけ私たちはこうした真実が見えなくなってしまうのか。

より高い信念という名の下、
どれだけ安易に私たちは暴力を正当化してしまうようになるのか。
どの偉大な宗教も、愛や平和、正義への道を約束します。
にもかかわらず、信仰こそ殺人許可証であると主張する
信者たちから免れられないのです。
国家は犠牲と協力で人々が団結するストーリーをこしらえ、
優れた功績を認めるようになります。
しかし、自分たちとは違う人々を抑圧し、人間性を奪うため、
こうしたものと同様のストーリーが頻繁に利用されたのです。

科学によって、私たちは海を越えて交信したり雲の上を飛行したり
できるようになり、あるいは病気を治したり宇宙を理解したり
することができるようになりました。
しかし一方で、そうした発見はより効率的な殺人マシンへと
変貌しうるのです。
現代の戦争が、こうした現実を教えてくれます。
広島が、こうした現実を教えてくれます。
技術の進歩が、人間社会に同等の進歩をもたらさないのなら、
私たち人間に破滅をもたらすこともあります。
原子の分裂へとつながった科学的な変革には、
道徳的な変革も求められます。
だからこそ、私たちはこの場所に来るのです。
私たちは、この街の中心に立ち、勇気を奮い起こして爆弾が
投下された瞬間を想像します。
私たちは、目の当たりにしたものに混乱した子どもたちの恐怖に
思いを馳せようとします。

私たちは、声なき叫び声に耳を傾けます。
私たちは、あの悲惨な戦争が、それ以前に起きた戦争が、
それ以後に起きた戦争が進展していく中で
殺されたすべての罪なき人々を追悼します。
言葉だけでは、こうした苦しみに言葉に表すことはできません。
しかし私たちは、歴史を直視するために共同責任を負います。
そして、こうした苦しみを二度と繰り返さないために
どうやってやり方を変えなければならないのかを
自らに問わなければなりません。
いつの日か、証言する被爆者の声が
私たちのもとに届かなくなるでしょう。
しかし、1945年8月6日の朝の記憶を決して薄れさせてはなりません。

その記憶があれば、私たちは現状肯定と戦えるのです。
その記憶があれば、私たちの道徳的な想像力をかき立てるのです。
その記憶があれば、変化できるのです。
あの運命の日以来、
私たちは自らに希望をもたらす選択をしてきました。
アメリカと日本は同盟関係だけでなく、友好関係を構築しました。
それは私たち人間が戦争を通じて獲得しうるものよりも、
はるかに多くのものを勝ち取ったのです。
ヨーロッパ各国は、戦場を交易と民主主義の結びつきを
深める場に置き換える連合を構築しました。
抑圧された人々と国々は解放を勝ち取りました。
国際社会は戦争を防ぎ、核兵器の存在を制限し、縮小し、
究極的には廃絶するために機能する組織と条約をつくりました。
それでもなお、世界中で目にするあらゆる国家間の侵略行為、
あらゆるテロ、そして腐敗と残虐行為、そして抑圧は、
私たちのやることに終わりがないことを示しています。
私たちは、人間が邪悪な行いをする能力を根絶することは
できないかもしれません。
だから、国家や私たちが構築した同盟は、
自らを守る手段を持たなければなりません。
しかし、私の国のように核を保有する国々は、
勇気を持って恐怖の論理から逃れ、
核兵器なき世界を追求しなければなりません。

私が生きている間にこの目的は達成できないかもしれません。
しかし、その可能性を追い求めていきたいと思います。
このような破壊をもたらすような核兵器の保有を減らし、
この「死の道具」が狂信的な者たちに渡らないように
しなくてはなりません。
それだけでは十分ではありません。
世界では、原始的な道具であっても、
非常に大きな破壊をもたらすことがあります。
私たちの心を変えなくてはなりません。
戦争に対する考え方を変える必要があります。
紛争を外交的手段で解決することが必要です。
紛争を終わらせる努力をしなければなりません。
平和的な協力をしていくことが重要です。
暴力的な競争をするべきではありません。
私たちは、築きあげていかなければなりません。
破壊をしてはならないのです。
なによりも、私たちは互いのつながりを再び認識する必要があります。
同じ人類の一員としての繋がりを再び確認する必要があります。
つながりこそが人類を独自のものにしています。

私たち人類は、過去で過ちを犯しましたが、その過去から
学ぶことができます。選択をすることができます。
子供達に対して、別の道もあるのだと語ることができます。
人類の共通性、戦争が起こらない世界、
残虐性を容易く受け入れない世界を作っていくことができます。

物語は、被爆者の方たちが語ってくださっています。
原爆を落としたパイロットに会った女性がいました。
殺されたそのアメリカ人の家族に会った人たちもいました。
アメリカの犠牲も、日本の犠牲も、同じ意味を持っています
アメリカという国の物語は、簡単な言葉で始まります。
すべての人類は平等である。
そして、生まれもった権利がある。
生命の自由、幸福を希求する権利です。
しかし、それを現実のものとするのはアメリカ国内であっても、
アメリカ人であっても決して簡単ではありません。
しかしその物語は、真実であるということが非常に重要です。
努力を怠ってはならない理想であり、すべての国に必要なものです。
すべての人がやっていくべきことです。

すべての人命は、かけがえのないものです。
私たちは「一つの家族の一部である」という考え方です。
これこそが、私た\
ちが伝えていかなくてはならない物語です。
だからこそ私たちは、広島に来たのです。
そして、私たちが愛している人たちのことを考えます。
たとえば、朝起きてすぐの子供達の笑顔、愛する人との
キッチンテーブルを挟んだ優しい触れ合い、
両親からの優しい抱擁、そういった素晴らしい瞬間が71年前の
この場所にもあったのだということを考えることができます。
亡くなった方々は、私たちとの全く変わらない人たちです。
多くの人々がそういったことが理解できると思います。
もはやこれ以上、私たちは戦争は望んでいません。
科学をもっと、人生を充実させることに使ってほしいと考えています。
国家や国家のリーダーが選択をするとき、また反省するとき、
そのための知恵が広島から得られるでしょう。
世界はこの広島によって一変しました。
しかし今日、広島の子供達は平和な日々を生きています。
なんと貴重なことでしょうか。
この生活は、守る価値があります。
それを全ての子供達に広げていく必要があります。
この未来こそ、私たちが選択する未来です。

未来において広島と長崎は、核戦争の夜明けではなく、
私たちの道義的な目覚めの地として知られることでしょう。」

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