フランスからバラを通じた平和の使者が福山に
【世界に愛された女性の名を持つ
バラが、福山に咲く奇跡】
広島県福山市へ、
心を込めて一本の薔薇を寄贈させていただきました。
その名は「シモーヌ・ヴェイユ」──
アウシュビッツの少女時代を乗り越え、
フランス初の女性欧州議会議長となり、正義と平和を世界に訴え続けた女性の名を持つ薔薇です。
ルネサンス・フランセーズ(フランス大統領が創設した文化団体)の日本代表本部の理事として、
世界40か国が参加する世界バラ会議にご縁をいただいたことから、
この薔薇を福山市に贈る運びとなりました。
戦後、焼け野原から市民がバラを育て、復興を成し遂げた街・福山。
その地に、再び「希望と尊厳の象徴」としてこのバラが根付きました。
「シモーヌ・ヴェイユ」は、深い赤と女王のような存在感、そして強い香りを放つ美しい大輪花。
バルセロナ国際バラコンクールでパブリック賞を受賞したこの花が、福山の人々に愛され、平和の願いを静かに伝えてくれることを願っています。
平和とは、声なき声に耳を傾け、想いを次世代へと繋いでいくこと。
一輪のバラが、その想いをそっと咲かせてくれますように。