美しいガラスアートの世界へ誘われる美術館、富山 ガラス美術館
おはようございます、ピンク社長です。
ため息をつくほどに美しいガラスアートの世界へ誘われる美術館
富山 ガラス美術館
母の胎内から美術館巡りが始まり、五大陸で美術館巡りをしています。
美術館はわたしのオアシスです。
とっても素敵な美術館に伺いました。
世界的に有名なガラス彫刻家デイル・チフーリ氏が手掛けた
『グラス・アート・ガーデン』が楽しめるほか
ガラス美術に気軽に触れられる空間です。
世界的建築家の隅研吾氏が設計した
複合ビル内には、ギャラリーや図書館も併設されています。
たくさんの学生たちも集われていました。
なぜ、富山にガラスなのか?
300年以上の伝統を受け継ぐ「富山の売薬」に由来します。
明治・大正期には、薬の周辺産業として
ガラスの薬びんの製造が盛んに行われ、全国のトップシェアを誇り、戦前は、
富山駅を中心に溶解炉をもつガラス工場が10社以上あったといわれています。
しかし、太平洋戦争末期の富山大空襲で、ガラス工場の大半が大きな被害を受けました。
さらに、戦後はプラスチックの登場により、
薬の容器ガラスからプラスチックへと代わっていきました。
戦後、徐々にガラスとのつながりが減少していったものの、
かつては多くのガラス職人が活躍していた富山市。
そこで、市は「ガラス」の将来性や国際性、市民との親和性に着目し、
昭和60年に「市民大学ガラスコース」を開講しました。
このコースの開講によって市民がガラスに
親しむ機会が生まれ、これを機に「ガラスの街とやま」への取り組みがスタートしました。
そして、約30年にわたり取り組んできたガラスの街づくりの集大成として、
平成27年8月に「富山市ガラス美術館」が開館しました。