107歳日本を代表する美術家 篠田桃紅さんを偲ぶ会を開催しました

皆様、こんにちは。
ピンク社長®︎こと多田多延子(ただたえこ)です。

私の所属する国際ゾンタ(Zonta International)は、
女性の地位向上と社会奉仕を目的とした、
企業の管理職や専門職の指導的立場にいる人が共に活動する世界的な奉仕団体です。

国際ゾンタは1919年11月5日、
米国ニューヨーク州バッファロー市で職業をもつ婦人達のグループにより発足、
奉仕事業の目的を遂行する非営利組織の国際ゾンタ財団が設立されました。

「ゾンタ」とはアメリカ先住民の言葉で、
「誠実、信頼」を意味します。

現在、68ケ国に1,200以上のクラブ
33,000名の会員がいます。
国際ロータリーに匹敵するものです。

国際ゾンタは設立以来、約70万人の女性を支援し、
また教育の場を与える奉仕活動を続けています。

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1977年に国連が定めた
「国際女性デー(International Women’s Day)」でもある3月8日をゾンタローズデーとし、
世界各国のゾンシャンは、過去から現在における女性の活躍とその功績を讃え、
また、今後も継続される女性のチャレンジを促すことを目的としたイベントなどを行っています。

国際ゾンタの活動のシンボル
「黄色いゾンタローズ」がローズデーの名前の由来です。

女性を取り巻く環境の向上を目指した奉仕を行っていることを再確認し、
私たちの活動を広める積極的な取り組みを行っています。

今年のローズデーは、偉大な先輩
東京Iゾンダクラブのチャーターメンバー
美術家の篠田桃紅さんを偲ぶ会をゾンタ例会にて開催しました。

美術家の篠田桃紅さんは、
墨を使った独特の抽象画で知られ、
100歳を超えても旺盛な創作活動を続けていらっしゃいました。

1日、老衰のため東京都内の病院で
お亡くなりになりました。107歳でした。

篠田桃紅さんは大正2年、旧満州で生まれ、
幼いころお父様のの手ほどきで書道を教わり、以後、独学で書道を学びました。

昭和31年に単身アメリカに渡り、
ニューヨークを拠点に、墨を使った独特の抽象画を創作しながら、
アメリカやヨーロッパで個展を開いて注目を集めました。

帰国後は創作の分野を版画や題字などにも
広げる一方で、壁画やレリーフなど建築に関わる制作にも力を入れ、
東京の増上寺のふすま絵なども手がけました。

篠田さんは既成の枠にとらわれない、
みずからの自由な生き方をつづったエッセイも発表し、
昭和54年に「墨いろ」で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞したほか、
100歳に合わせて刊行した「桃紅百年」や「百歳の力」などの著作も話題を集めました。

篠田さんは100歳を超えても美術館で個展を開くなど意欲的に創作を続け、
来月の出版に向けて、「これでおしまい」というタイトルのエッセイを手がけていました。

日本を代表する偉大な美術家
篠田桃紅さんのご活躍は世界中の女性に勇気と誇りを与えられました。

素晴らしいご縁をありがとうございました。

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